2025.06.02
2025年5月の金相場は、米中貿易摩擦や中東リスク、米国経済指標の発表など多くの要因に影響され、歴史的高値圏で推移しました。一方で、5月15日には大幅な下落も見られ、市場関係者の注目を集めました。
本コラムでは、2025年5月の金相場の動向と、それに影響を与えた世界経済の動きを解説します。金の売却や質預かりを検討されている方は、ぜひ参考になさってください。
以下の表は、田中貴金属工業株式会社公式サイト に基づいた、2025年5月の店頭買取価格(税込・円/g)の一覧です。
日付 | 買取価格(円/g) |
---|---|
05.01 | 16,363 |
05.02 | 16,577 |
05.07 | 17,020 |
05.08 | 17,089 |
05.09 | 16,992 |
05.12 | 16,826 |
05.13 | 16,866 |
05.14 | 16,829 |
05.15 | 16,426 |
05.16 | 16,538 |
05.19 | 16,561 |
05.20 | 16,438 |
05.21 | 16,689 |
05.22 | 16,739 |
05.23 | 16,698 |
05.26 | 16,733 |
05.27 | 16,733 |
05.28 | 16,741 |
05.29 | 16,701 |
05.30 | 16,729 |
※価格表示のない日は休場日または価格未公表日。
5月上旬、米国政府が中国のAI関連半導体に対する輸出制限を強化する方針を示したことが報じられ、市場にリスク回避の動きが強まりました。これにより、投資資金が株式などのリスク資産から金にシフトし、5月7日には買取価格が17,020円に達する高値を記録しました。
5月15日には、金相場が前日比で大きく下落し、16,426円を記録しました。この急落には、以下のような複数の要因が絡んでいたと考えられます。
結果として、5月15日は心理的な節目である16,500円を割り込みましたが、その後の取引では徐々に価格を回復しています。
5月下旬には、イスラエルとイランの軍事的緊張が再燃し、再び金価格が堅調に推移しました。「有事の金買い」が意識され、16,700〜16,900円台の水準で価格は下支えされました。
今後も金価格は以下の要因に左右される可能性があります:
5月の金相場は高値圏で推移し、売却や質預かりに適したタイミングとなりました。
「できるだけ高く金を売りたい」「急な出費に備えて一時的に預けたい」とお考えの方は、カドヤ質店へご相談ください。
その日の相場に基づき、明確で安心な価格でお取り引きいたします。
※相場に関する個別のご相談は承っておりません。予めご了承ください。